INTERIOR

KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA Roppongi hills
オープンから10年、新たな場所へ移転したKNOCK本店。「大切な人と時を分かち合う日常的な場」という原点を大切にしながら、10年の経過を感じさせる「大人のためのカジュアルモダンな空間」を方向性とした。
エントランスのすぐにはカフェスペース。背景には象徴的なディスプレイウォール。その向こうにはレストランホール。レセプションカウンターを抜けると、緊張感と居心地のよさを持つライブ感あふれるオープンキッチン。さらには毛利庭園を望む気持ちの良いテラス。アイスクリームショップも併設し、訪れるたびに新たな発見があるような「探検・回遊」できる多様な動線と、朝のコーヒーからディナーまで、一日を通して変化を感じられる仕掛けを散りばめた。
空間のベースは、ダークな色味の木と左官による自然素材。落ち着いたトーンで本店の持つモダンな上質さを演出。お店の外から見える開放的なガラス張りの個室には、編組作家である渡部萌さんによるオブジェのような大きなオリジナル照明を特注。オーナーの想いを継承するオープン当初からの絵画は、設計の初期段階からその場所を定め、空間に変わらぬ魂を宿すこととした。

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